自宅葬を行う場合のメリットは、第一に会場使用料が要らないということです。今頃の葬式はほとんどはどこかの葬儀業者の会場を使用しますが、それの契約料が数万円程度は発生してしまいます。しかし自宅だとそれが要りません。
それに関連して葬儀会場を予約する手間も省けます。今の時代は高齢化社会なので、一部地域では予約しようとしてもすでに会場の空き枠がなくて、日にちをずらさざるを得ない人がたくさんいます。次なるメリットは自宅が会場なので、移動の手間と時間も省けます。
葬儀の場合は悲しみの中でありながらあわただしく慣れないことをするので、心身の疲労は激しくなってしまいます。しかし自宅だと移動の負担が減る分だけ心身の疲労も軽減させることができます。ただその自宅で葬儀を行うとなると同時にデメリットも発生してしまいます。
1つは一部は葬儀業者のスタッフが用意してくれますが、それ以外はご遺族が用意しなくてはならないので、それらの準備で忙殺されてしまいます。また自宅内は葬儀業者の会場ほど広くはないので、葬儀に参列できる親族などの数も限られてしまいますし、霊柩車とか寝台車、あるいは親族などの車をどこに駐停車させるかの対応にも苦慮することになります。